コンサル業界にいて思うこと(2)-フリーランスコンサルという生き方
- fukushima72
- 8月27日
- 読了時間: 2分
更新日:8月27日
ここ数年、フリーランスコンサルという生き方を選ぶ方が増えています。 フリーランスコンサルのお仕事マッチングサイトも増えています。 つい先日、 「(内臓系疾患で)入院してしまって仕事切られちゃいまして、で、病室でできる仕事ないですかね?」 という連絡が・・・。 うーん・・・。 そういうリスクを取って、ちょっぴり収入が多いフリーランスコンサルの道を選んだのでは・・・。 最近では、「フリーランスコンサル」といっても月70~80万の層が急激に増えているような気がします。 フリーランスで月70~80万って・・・それはコンサルですか?、と小一時間以上詰めたくなります。 しかもそれが100%客先常駐だったりすると、次の展開の動きもできず=一人親方状態から脱出もできず。 うちにもたまーに、「フリーランスと同じ給料くださいっ!」っていう転職希望の方が来ますw
で、フリーランスを辞めて社員という生き方に戻りたい理由を聞くといろいろと理由を並べますが、結局のところ、 ・健康保険料が高い ・仕事を取り続けるのが難しい ・安定したい ・いろんな手続き(確定申告やらなにやら)がめんどい あたりに収斂します。 会社はその「理由」を解消するために、 ・健康保険料が高い → 会社が社保の半分を負担する
・仕事を取り続けるのが難しい → 会社が営業工数を負担する ・いろんな手続き(確定申告やらなにやら) → 管理部門を作る ・安定したい → 存続するために利益を上げ続ける仕組みを作る という、多大なコストをかけています。 そして最大のリスクでもある「雇用し続ける=仕事がなくても給料を払い続ける」という雇用リスクを取ります。 フリーランスコンサルのマッチングサービス提供会社を通して得られる報酬は、雇用リスクを取らないので社員としての給与より高くなるわけで・・・。 これくらいの仕組みがわからずにフリーランスコンサルという生き方を選んだ方は、そもそもコンサルという職種が向いてないんではないかと。

コメント